弔電
一周忌の「お供え」は何を贈る?相場は?香典は?お供えの選び方と贈り方のマナー、メッセージ文例もご紹介
社団法人日本マナーOJTインストラクター協会 監修
親族や親しい方を招き故人を偲ぶ一周忌は、喪明けのタイミングでもあり、ご遺族にとっても大切な節目。失礼のないように対応したいものです。
しかし、いざ参列するとなると葬儀の際と同じように香典を持参すればいいのか、お供えも必要なのか迷ってしまいますよね。そこで今回は、一周忌のマナーやお供え、やむを得ない事情で欠席するときの対応についてご紹介します。
目次
- 「一周忌」とは?香典やお供えは必要?
- 一周忌のお供えや香典の相場は?
- 一周忌の香典の相場
- 一周忌のお供えの相場
- 一周忌のお供えはいつ、どう渡す?欠席する場合は?
- 一周忌に参列する場合のお供えの渡し方
- 一周忌に参列できない場合のお供えの送り方
- 不祝儀袋、かけ紙について
- 香典とお供えを両方渡す場合
- 一周忌のお供えの選び方と注意点
- お供えは「無くなるもの」を
- 一周忌のお供えに適しているもの
- 花(生花・プリザーブドフラワー)
- ろうそく、線香
- お菓子、飲み物
- 一周忌のお供えに適していないもの
- 一周忌のお供えなら、ネットで24時間申込めるD-MAIL「プリザーブドフラワー・線香付き電報」が便利
- プリザーブドフラワーDENPO
- 線香付き電報
- 一周忌のお悔やみメッセージ文例
- 一周忌のお供えについてよくある質問
- まとめ
「一周忌」とは?香典やお供えは必要?
一周忌とは、故人が亡くなった1年後に行う法要です。命日から1年は喪中となるため、この一周忌をもって喪明けとします。案内状は通例、法要が執り行われる1ヶ月ほど前に届きます。会食や返礼品の手配もあるので、早めに出欠の返事をしましょう。
一般的に、一周忌にはお供えを贈りますが、最近では香典を渡すこともあります。参列できない場合は配送サービスを利用して送ってもかまいません。ただし、施主から香典や供物の辞退が伝えられている場合は、そのご意向に添います。
一周忌のお供えや香典の相場は?
お供えと香典のどちらを渡すか、またその相場については地域の風習などにより異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
一周忌の香典の相場
親族…1〜10万円
※両親であれば5〜10万円、祖父母であれば1〜3万円、きょうだいであれば3〜5万円、
おじ、おばなら1万円程度と、故人との関係性によって差があります。
知人、友人…3千〜2万円
地域によっては金額が決まっていることもあるので、事前に確認するとよいでしょう。
特に決まっていなければ、故人との関係性によって決めます。
いずれの場合も、法要後に会食がある場合は、ここに1万〜1万5千円程度プラスします。
さらに自身の年齢や社会的地位が高い場合は、さらにプラスすることもあります。
また、夫婦で出席する場合は2人分を包みます。
一周忌のお供えの相場
香典も渡す場合・・・3〜5千円相当
品物だけを渡す場合・・・5千〜1万円程度
一周忌のお供えはいつ、どう渡す?欠席する場合は?
一周忌に参列する場合のお供えの渡し方
お供えは、風呂敷や紙袋で持参し、法要が始まる前に施主に手渡します。受付が設けられている場合は受付の方に渡します。
渡す際は必ず風呂敷や紙袋から出し、表書きを相手に向けて「御仏前にお供えください」と一言添えます。お供えを入れていた紙袋や風呂敷は持ち帰ります。
施主の了承を得る前に仏前に供えることは、マナー違反となるので気をつけましょう。
一周忌に参列できない場合のお供えの送り方
まずは参列できないことをできるだけ早く施主に伝えます。お供えや香典は、法要の前日までには届くよう手配します。香典は現金書留で送るようにしましょう。メッセージカードを同封したり手紙を送るなどして、改めてお悔やみの言葉や参列できないお詫びを述べるとよいでしょう。
お供えや香典を送る場合も、参列する場合と金額の目安は同じです。
お供えなら、インターネットで24時間申込めるD-MAILのプリザーブドフラワー・線香付き電報も便利です。
不祝儀袋、かけ紙について
水引は青白、黒白、双銀のあわじ結びかむすび切りが一般的で、関西などでは黄白の水引も使われています。表書きには薄墨ではなく濃墨を使用します。
不祝儀袋
袋の仕様や水引の色・数は、包む金額や地方の風習によっても異なるので、事前に確認しましょう。
表書きは、水引の上に「御仏前」または「御供物料」、水引の下に贈り主の名前をフルネームで入れます。
かけ紙
お供えに使用するものは、「のし紙」とはいわず「かけ紙」といいます。表書きは、水引の上に「御供(ごく・ごくう)」または「御仏前」とし、水引の下に贈り主の名前をフルネームで入れます。
香典とお供えを両方渡す場合
重ね言葉は不幸が重なることを連想させるため、香典とお供えを両方渡す場合は、不祝儀袋とかけ紙の表書きが同じにならないようにします。例えば、お供えを「御仏前」とした場合は不祝儀袋を「御供物料」とします。
一周忌のお供えの選び方と注意点
一周忌のお供えの基本は、他の仏事やお盆などのお供えと変わりません。一周忌以外にもお供えを贈る機会はいろいろとあるので、覚えておくとよいでしょう。
お供えは「無くなるもの」を
仏前にお供えするものは、食べものや使うと無くなるものがよいとされています。お供えの基本は、香・灯・花・水・飲食(おんじき)の「五供(ごく・ごくう)」。香は線香、花はその名の通り花、灯はろうそく、水は飲み物、飲食(おんじき)は食べ物を指します。ただし、飲み物はお供えしないなど宗派によっても違いがあるので、 事前に確認しましょう。
一周忌のお供えに適しているもの
花(生花・プリザーブドフラワー)
花瓶に生ける手間がなく、そのまま飾れる生花やプリザーブドフラワーのアレンジメントが人気です。生花以外に、プリザーブドフラワーや明るい色の花、故人の好きだった花などを贈ってもよいでしょう。
インターネットで24時間申込めるD-MAILの「プリザーブドフラワーDENPO」も便利です。
ろうそく、線香
仏壇に欠かせないろうそくと線香。ろうそくは故人の進む道を照らし、線香の香りは心身を浄化して仏様の食事になるとされています。
お供えとして贈る場合は、贈答用のものを購入しましょう。線香は煙の少ないものが人気です。ろうそくに美しい花が描かれた絵ろうそくなら、花の代わりになるともいわれています。
インターネットで24時間申込めるD-MAILの「線香付き電報」も便利です。
お菓子、飲み物
お菓子であれば日持ちのするクッキーやカステラなどの焼き菓子、ゼリー、羊羹、せんべいやおかきなどがおすすめです。地域によっては法要後にお供えを参列者で分け合う風習があるので、分けて持ち帰りやすいよう個包装されたものが喜ばれます。柑橘類やりんご、メロンやパイナップルなど日持ちのする果物も定番です。
飲み物であればお茶やコーヒー、お酒、常温保存が可能なジュースなどがよいでしょう。故人が好きだったものを選んでもいいですね。ただし、会場がホテルや斎場などの場合、飲料の持ち込みを禁止している場合があるので注意が必要です。
一周忌のお供えに適していないもの
日持ちのする食品でも、肉や魚を使用したものは殺生をイメージさせるため避けます。香りや辛味が強いもの、毒のある花も避けましょう。
一周忌のお供えなら、ネットで24時間申込めるD-MAIL「プリザーブドフラワー・線香付き電報」が便利
インターネットで24時間申込めるD-MAILの電報は、弔電としてフォーマルなシーンにもよく使われています。プリザーブドフラワーや線香が一緒に届く電報 なら、法要に参列できない際のお供えにもご利用いただけます。
プリザーブドフラワーDENPO
白や淡い紫、ブルーなどでまとめた、お供え用のプリザーブドフラワーのアレンジメントが電報と一緒に届きます。お部屋やお仏壇にも飾りやすいコンパクトなケース入りのアレンジメントが揃っています。故人との関係性や予算にあわせて選べます。
プリザーブドフラワー「想藍」(そうあい)<線香(哀星)付き>※一部造花等使用
落ち着きのある藍色のフレームに、白、紫、ブルーのバラを中心に上品にアレンジを施したプリザーブドフラワー(一部造花等使用)の電報です。縦置き、横置きのほか壁掛けでもご使用いただけます。日本香堂製の3種のお線香を添えてお届けします。(白檀、白梅、ラベンダーの香り)
電報台紙料金:11,220円(税込)+電報(メッセージ)料
- ※電報台紙料金以外に、ページ数に応じた電報(メッセージ)料が必要です。
- ※電報(メッセージ)料には、消費税がかかります。
- ※本商品のアレンジには、プリザーブドフラワー(加工した生花)と造花等を使用しております。
- ※プリザーブドフラワー(加工した生花)は自然の花を使用しておりますので写真と若干違う場合がございます。予めご了承ください。
- ※商品については、品切れまたは予告なく変更する場合がございますので、ご了承ください。
線香付き電報
贈答用線香は、お供えの定番。最近は煙や香りの少ないものが好まれる傾向があります。
プリザーブドフラワー「祈り」<線香(哀星)・オリジナル箔押し手提げ袋付き>※一部造花等使用
厳かな雰囲気の紫色のバラを中心にアレンジしたプリザーブドフラワーです。コンパクトな本体の引き出し部分に、お手持ちのお線香やろうそくなどを収納することができます。
日本香堂製の3種のお線香(白檀、白梅、ラベンダーの香り)と台紙を、厳かな銀色の箔を施したオリジナルの手提げ袋でお包みし、お悔やみの気持ちを奥ゆかしくお届けします。
電報台紙料金:20,350円(税込)+電報(メッセージ)料
- ※電報台紙料金以外に、ページ数に応じた電報(メッセージ)料が必要です。
- ※電報(メッセージ)料には、消費税がかかります。
- ※本商品のアレンジには、プリザーブドフラワー(加工した生花)と造花等を使用しております。
- ※プリザーブドフラワー(加工した生花)は自然の花を使用しておりますので写真と若干違う場合がございます。予めご了承ください。
- ※商品については、品切れまたは予告なく変更する場合がございますので、ご了承ください。
一周忌のお悔やみメッセージの文例
お悔やみのメッセージに悩んだら、D-MAILの豊富な文例から選んだり、文例をアレンジして使うこともできます。
《おすすめの文例》
故人の一周忌と伺い、悲しみを新たにしております。
お身内の方の悲しさ、寂しさはいかばかりかとお察し申しあげます。
ご法事に出席できませんが、当日は心ばかりの香花をたむけ、故人を偲びたいと思っております。
(文例番号7705)
一周忌のお供えについてよくある質問
- Q. 一周忌にお供えは必要?香典は?
- A. 一周忌にはお供えを贈るのが一般的です。最近では香典を渡すことも増えており、地域によってはその金額が決まっていることもあります。また、案内状や口頭で供物や香典を辞退する旨が伝えられた際は、ご意向に沿って渡しません。
- Q. 一周忌のお供えは何がよい?
- A. プリザーブドフラワーのアレンジメント、贈答用の線香やろうそく、日持ちがして分けやすいお菓子や飲み物、果物などが一般的です。
- Q. 欠席する場合、お供えや香典は送ってもいい?
- A. 一周忌の法要に参列できない場合は、配送サービスやギフト付き電報を利用してお供えを贈ってもかまいません。ただし、法要の前日までには届くように送りましょう。現金をお供えとして送る場合は、現金書留で送ります。
まとめ
最近では家族葬が増えていたり、法事も小規模にしたり、法要のみで会食は行わないという場合もあるため、参列する機会は以前と比べると減っているのではないでしょうか。
悲しみの席では故人の冥福を祈ることが第一ですが、そのためにはマナーを守ることも大切です。参列できないときは、故人を偲び、マナーに則ったお供えとメッセージを送りましょう。故人にもご遺族にも、きっと想いが届くことでしょう。
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NTT西日本の電報申込みについて
電報のお申込みならNTT西日本。午後2時までのお申込み完了で、当日中に全国※へ電報をお届けします。
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- ※:配達エリアが限定された商品もあります。
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