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四十九日の「お供え」は何を送る?相場は?香典は?お花・線香など、お供えの選び方やマナー、メッセージ文例もご紹介

社団法人日本マナーOJTインストラクター協会 監修

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四十九日とは?法要に参列する範囲は?

四十九日とは、仏教の言葉で命日から数えて49日目のことを指し、四十九日法要という重要な法要を行います。四十九日を過ぎると忌中が終わります。
四十九日の数え方は地域によって異なり、命日の1日前から数える場合もあります。

四十九日法要では、故人の冥福を祈り僧侶に読経してもらいます。
本来は49日目に行いますが、参列のしやすさを考えて四十九日より前の休日に行うこともあります。

四十九日法要の参列者は、喪主が決め、案内状を送るのが一般的です。基本的には家族や親族、故人と親しかった友人や知人が招待されます。

四十九日法要の案内が届いたら?

四十九日法要の案内には法要の日時、会場に加え、法要後の会食の有無も記載されています。
また、香典や供物の辞退も案内状で知らされます。その場合は、ご遺族の意向を尊重して香典や供物は控えましょう。
四十九日法要の案内状が届いたものの、やむを得ない事情で参列できない場合は、早めに欠席の旨を伝えます。その後、お詫びとお悔やみを手紙や電報で伝え、喪主が辞退されていなければ香典や供物を送りましょう

四十九日法要に香典やお供えは必要?参列する際の服装は?

四十九日法要に参列する場合、喪主が辞退されていない限り香典やお供えを渡します
参列する際の服装は、男性はダークカラーのスーツ、女性は礼服でないワンピースやアンサンブル等の略式喪服を着用し、正喪服は避けます。

四十九日のお供え・お花、香典の相場は?

香典の相場:故人との関係性や法要後の会食の有無別

四十九日の香典の相場は、故人との関係性や法要後の会食の有無などによって異なります。
一般的に、自身の年齢が上がるほど金額も上がります。ただし、地域の慣習や親族間でルールがある場合もあるので、はっきりしないときは事前に他の参列者に確認してみましょう。

  故人との関係性
祖父母 両親 兄弟・姉妹 おじ・おば 友人・知人
出席/会食なし 3,000〜30,000円 10,000〜100,000円 10,000〜50,000円 5,000〜30,000円 3,000〜10,000円
出席/会食あり 上記の金額+5,000〜10,000円
欠席 3,000〜30,000円 10,000〜100,000円 10,000〜50,000円 5,000〜30,000円 3,000〜10,000円

会食がある場合は、5,000~10,000円をプラスし、お供えがある場合は、その金額分くらいを差し引いてもいいでしょう。

また、香典は渡す方の年齢や社会的立場・地位が高くなればなるほど金額が増加する傾向にあります。

お供え・お花の相場

お供えの目安

  • 香典も渡す場合・・・3〜5千円相当
  • 品物かお花だけを渡す場合・・・5千〜1万円程度

四十九日法要に招待されていない場合、香典やお供えは渡す?

四十九日法要に招待されていない場合は、香典もお供えも必要ありません。
どうしても渡したい場合は、渡してもよいか事前にご遺族に確認しましょう。香典やお供えを辞退されていることもあるので、一方的に送るとご遺族に気を遣わせてしまいます。
香典やお供え以外で弔意を伝えたいときは、手紙や電報でお悔やみのメッセージを送るとよいでしょう

四十九日の香典やお供えはいつ、どう渡す?

四十九日法要に出席:参列する場合の香典、お供えの渡し方

香典は袱紗に包んで持参し、法要が始まる前に喪主に直接渡します。
袱紗を広げ、相手から表書が読めるようにして渡すのが一般的な方法です。

お供えは必ず喪主かご遺族に渡します。袋や風呂敷から取り出し、表書が読める向きにして渡しましょう。「御仏前にお供えください」と言い添えると、丁寧な印象になります。

四十九日法要に欠席:参列しない場合の香典、お供えの渡し方

招待されたもののやむを得ず欠席する場合も、お供えや香典を渡します。

香典

代理人を立てて渡してもらうか、後日弔問する際に手渡しします。手渡しが難しい場合は、配送サービスを利用して送りましょう。送る場合は、必ず現金書留で送ります。

お供え

配送サービスを利用するのであれば、法要の2〜3日前、遅くとも前日にはご遺族の元に届くように手配します。斎場等を使用する場合もあるため、事前に送り先をご遺族に確認しましょう。
いずれの場合も、欠席のお詫びとお悔やみの言葉を添えましょう。
品物とメッセージを一緒に送ることができる、線香付きやプリザーブドフラワーの電報もおすすめです。

不祝儀袋、かけ紙について

不祝儀袋

不祝儀袋の仕様や水引の色・数は、包む金額や地方の風習によっても異なるので、事前に確認しましょう。
表書きは、水引の上に「御仏前」または「御供物料」、水引の下に贈り主の名前をフルネームで入れます。その際、薄墨ではなく濃い墨を使用します。

かけ紙

お供えには、「のし」のない「かけ紙」を使用します。表書きは、水引の上に「御供」または「御仏前」とし、水引の下に送り主の名前をフルネームで入れます。
表書きは四十九日までは「御霊前」とし、四十九日以降は「御仏前」とします。
ただし、四十九日前でも「御仏前」とする宗派もあります。

香典とお供えを両方渡す場合

重ね言葉は不幸が重なることを連想させるため、香典とお供えを両方渡す場合は、不祝儀袋とかけ紙の表書きが同じにならないようにしましょう。例えば、お供えを「御仏前」とした場合は不祝儀袋を「御供物料」とします。

四十九日のお供えの選び方とマナー・注意点

四十九日のお供えは「無くなるもの」を

仏前にお供えするものは、食べものや使うと無くなるものがよいとされています。
お供えの基本は、香・花・灯・水・飲食(おんじき)の「五供(ごく・ごくう)」。
香は線香、花はその名の通り花、灯はろうそく、水は飲み物、飲食(おんじき)は食べ物を指します。ただし、飲み物はお供えしないなど宗派によっても違いがあるので、事前に確認するとよいでしょう。

四十九日のお供えに適しているもの

四十九日のお供えは、他の仏事やお盆などのお供えと変わりません。四十九日以外にもお供えを送る機会はいろいろとあるので、覚えておくとよいでしょう。

ろうそく、線香

ろうそくは故人の進む道を照らし、線香の香りは心身を浄化して仏様の食事になるとされています。
いずれも、お供えとして送る場合は贈答用のものにしましょう。線香は煙の少ないものが人気です。また、花が描かれた絵ろうそくなら、花の代わりになるともいわれています。
NTT西日本の「線香付き電報」で、メッセージにお線香を添えられてはいかがでしょうか。

線香付き電報については以下の記事でもご紹介しています。

▶お線香をお供えに送るときのマナーや選び方は?お線香をあげる意味や添えるメッセージ文例もご紹介~お線香のプロフェッショナル「日本香堂さま」にも聞いてみました~
【日本香堂社×D-MAIL コラボ記事】

生花・プリザーブドフラワー

四十九日までは白を基調としたアレンジメントがよく見られます。水換えの手間がなく、長く飾ることができるプリザーブドフラワーのアレンジメントも人気です。
インターネットで24時間申込めるD-MAILの「プリザーブドフラワーDENPO」も便利です。

プリザーブドフラワーのお供えについては以下の記事でもご紹介しています。

▶お供えにプリザーブドフラワーは失礼?供花、仏花として贈る場合のマナーや注意点をご紹介

お菓子、飲み物

お菓子であれば日持ちのする焼き菓子、ゼリー、羊羹、米菓などがおすすめです。地域によっては法要後にお供えを参列者で分け合う風習があるので、分けて持ち帰りやすいよう個包装されたものが喜ばれます。柑橘類やりんご、メロンやパイナップルなど日持ちのする果物も定番です。
飲み物の場合は、ホテルや斎場などでは飲料の持ち込みを禁止していることもあるため、事前に確認した方がよいでしょう。

四十九日のお供えに適していないもの

日持ちのする食品でも、肉や魚を使用したものは殺生をイメージさせるため避けます。香りや辛味が強いもの、毒のある花も避けましょう。

四十九日のお供えにおすすめの電報台紙

NTT西日本の電報お申込みサイト「D-MAIL」からならインターネットで24時間電報のお申込みが可能、四十九日などでの弔電としてフォーマルなシーンにもよく使われています。プリザーブドフラワーや線香が一緒に届く電報なら、法要に参列できないときや招待されていない場合のお供えにもご利用いただけます。

お供えの定番「お線香」に心のこもったメッセージを添えて「線香付き電報」

おし花「慕情」(ぼじょう)<線香(哀星)付き>

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落ち着きのある濃灰色(チャコールグレー)の台紙に、淡い紫を中心に白や青などのおし花を組み合せたお悔やみ電報です。小菊をメインに月夜に咲く花々をあしらった、哀悼の想いをお伝えできるおし花電報です。日本香堂製の3種のお線香を添えてお届けします。(白檀、白梅、ラベンダーの香り)

電報台紙料金:5,280円(税込)+電報(メッセージ)料

  • ※電報台紙料金以外に、ページ数に応じた電報(メッセージ)料が必要です。
  • ※電報(メッセージ)料には、消費税がかかります。
  • ※商品については、品切れまたは予告なく変更する場合がございますので、ご了承ください。

コンパクトでお手入れ簡単、長く飾れる「プリザーブドフラワーDENPO」

プリザーブドフラワー「追悼花」(ついとうか)※一部造花等使用

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クリアケースの中に、淡いブルーのバラを中心にプリザーブドフラワー(一部造花)をふんだんに用いて上品にアレンジを施したお悔やみ電報です。壁に掛けてもご使用いただけます。

電報台紙料金:15,180円(税込)+電報(メッセージ)料

  • ※電報台紙料金以外に、ページ数に応じた電報(メッセージ)料が必要です。
  • ※電報(メッセージ)料には、消費税がかかります。
  • ※本商品のアレンジには、プリザーブドフラワー(加工した生花)と造花等を使用しております。
  • ※プリザーブドフラワー(加工した生花)は自然の花を使用しておりますので写真と若干違う場合がございます。予めご了承ください。
  • ※商品については、品切れまたは予告なく変更する場合がございますので、ご了承ください。

弔電手配についてはこちらの記事でもご紹介しています。

▶弔電(ちょうでん)の送り方 | 弔電の仕組み・申込み方法・マナーをわかりやすく解説!

▶弔電の宛名は誰宛にする?宛名を喪主以外にしたい、喪主が分からない場合の対処法やマナーもご紹介

▶弔電はいつ送る?当日何時までに手配すれば間に合う?弔電を送るタイミングや段取りを解説!

四十九日のお悔みメッセージ文例

この度は、亡◯◯様の四十九日法要のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
ぜひ参列させていただきたいのですが、やむを得ない事情により欠席させていただきたく存じます。
喪主様をはじめ、ご家族の皆様、お力落としのことと存じますが、どうぞご自愛くださいませ。
(文例番号P0284アレンジ)

故人の面影を偲びつつ、遠方から合掌させていただきます。
心ばかりではございますが、お線香をお送りいたしますので、どうぞご仏前にお供えいただければと存じます。
(文例番号P0281)

▼NTT西日本D-MAILのお申込みサイトには、そのまま電報が申込める文例が豊富に揃っています。ぜひご活用ください。

弔電文例集弔電文例集

四十九日法要についてよくある質問

Q. 四十九日法要は香典とお供え、両方必要?
A. 基本的には、香典かお供えのどちらかでよいとされています。しかし、故人との関係が深い場合や、地域の風習などにより両方渡すことがあります。
Q. 四十九日法要に欠席の場合、お悔やみのメッセージを電報で送ってもよい?
A. 四十九日法要を欠席するときは、お詫びとお悔やみの言葉を送るのがマナー。フォーマルなシーンでも使われる電報は、お悔やみにも最適です。
また、招待されていないもののお悔やみを伝えたい場合にもおすすめです。
Q. 四十九日法要では何をする?
A. 僧侶による読経のあと焼香を行います。その後僧侶の法話があり、位牌の開眼供養、お墓がすでにある場合は納骨と墓参りを行うのが一般的です。

節目となる四十九日、心をこめたお悔やみを

四十九日法要を迎えるまでを忌中といい、喪に服す期間とされます。四十九日が過ぎると、さまざまな法要がひと段落し、お祝いの席を避けるといった忌中の制限も解かれます。形式上は普段通りの生活に戻ることになりますが、大切な方を失ったご遺族の悲しみはすぐには癒えないでしょう。法要への参列の有無に関わらず、心のこもったお悔やみやお供えが、ご遺族の慰めになるかもしれません。

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